島田紳助という男 その1

携帯メール配信システム ASPサービス「ナウゲッタmail」運営のキタガワです。




昨日までの気合いが入ったネタから一転、
正直ネタ薄感は否めませんが、
こういう状況下だからこそ発信することに意義を感じます。




なぜなら普段なにげなく見過ごしてしまったり、
当たり前と思っていることに注意を払うようになるからです。


私の発見など大したことはないですが、偉人たちが
「日記を書きなさい」
「常に情報発信しなさい」
と口をすっぱくしておっしゃることが、ちょっとわかる気がします。




■今日は本を紹介します。


先日、記事の文末でちらっと紹介しましたが、
『ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する』
という島田紳助氏の本の話です。


この本は成功マニュアル的なものではなく、
自身の”考え方”を素朴に書き下ろしたもので、
読むのが遅い私でも1日で読破できるほどおもしろい内容でした。



紳助氏のあの天才的な話ぶりを聞いていると、
頭脳明晰は誰しも疑う余地はないかと思いますが、
やはりその才覚は芸能界にとどまらず、
ビジネス界でも大成功されているようです。


謙遜しながら書かれていましたが、
実に”百戦百勝”らしいです。


宮本武蔵みたいですね。



この本を読みながらハッと思ったことがあります。


実は島田紳助氏の言葉と、
私が尊敬してやまない宗次徳二氏の言葉に共通点を見つけました。
(宗次徳二氏はCoCo壱番屋の創業者です)



■お二人が共通しているのは、まさに
”心の底からのお客様第一主義”。


口先だけでなく、考え方から仕組みまで徹底しています。


お二人から繰り返し出てくる言葉は、
「お客さんが喜ぶために・・・」。



紳助氏の本からその一例を書きたいのですが、
相当長くなるので割愛します。
というとなんなので、まとめて書いてみます。

「経営してるお店のスタッフは、僕に毎晩メールを送ってもらうことになっている。
内容はその日の売上や、お客さんの数、稼働率などのデータだ。
その中で僕が一番気になる数字は”客単価”だ」


一般的に経営者は「客単価をあげろ」と言いますが、
紳助氏はその逆を気にしているようです。


店側とすれば客単価が上がれば売上も上がるので当然うれしい。
しかし店側が無理に客単価を上げようとすると、
お客様にご満足いただけなくなるのではないか、
と危惧されているようです。

「昔よく通っていた鮨屋があった。
職人の腕もいいし、ネタもいい。値段もそこそこリーズナブルだった。
常連になってからは、他のお客さんに出せないような鮨もにぎってくれる。


毎週のように通っていると、”今日はこんなネタがあるんですけど”が増えていった。
僕はそれほどグルメでもないし、珍しいネタを食べたいから通ってるわけではないんだけど、
タレントという見栄もあり、そう断れない。


断らないということは僕が頼んだということだから、
その結果お勘定が高くなるのは仕方がない。
仕方がないのだが、釈然としない。


”今日も美味しかったわ。ありがとう”と笑って帰るのだが、
だけど何だか気分がよくない」


要するに、食べた満足感と支払った代金の釣り合いが取れていない、
という違和感を感じたようで、
”高い”とお客さんに思われた時点でお店の敗北だと言っています。

「たとえお客さんが”お店の売上に協力してあげるよ”と言って、
高いものをバンバン注文してくれたとしても、
”そんなにお金遣うてもろたらあきません。お勘定が高くなりますからやめてください”
と言うのがお店の正しい姿勢だと思う。


やせ我慢してでも、いつものように正直な商売をしなくてはならない。
それができて初めて、お客さんはお店を信用してくれる」

このコメントから
『ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する』
という話につながるのですが、


この考え方はまさに宗次氏と同じ思考だなぁと思いました。



「お客様のために・・・」
この言葉にいまさら余計な説明はいらないと思いますが、
ついつい反射的に儲けを考えてしまう私(=凡人)への戒めとして、
すごくいい読書体験をさせていただきました。




【編集後記】

宗次氏、紳助氏が唱えるお客様論。
すごくシンプルですが、すごく万能です。
心理的な不安も払しょくされますし、
事業の仕組み、広告の表現方法まで変わります。
例外はもちろんありますが、
私の判断材料の幹にしています。



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 〜【プロ論】〜


 「日本で一番高い山を知っていますか?
  では、二番目に高い山を知っていますか?
  恐らくほとんどの方が知らないでしょう。
  ということはね、日本には富士山しかないんですよ。
  お客さまは一番しか覚えてくれないんです」



 小山昇 氏

 株式会社武蔵野 代表取締役社長。2000年度経営品質賞を受賞。
 社長を教育する社長で、セミナー・著書多数。
 会社を視察にくる経営者があとを絶たず、ビジネス界ではカリスマ的存在。








(備考)
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