クリエイターたちのスキル

セカンドライフ（Second Life)


つくづくこの世界（セカンドライフ）に集まるクリエイターたちの
スキルの高さに驚きを隠せません。


何度も申し上げているように、
現時点では私のような普通の人間が参加しても、
なかなか馴染めなかったり、飽きてしまうのが関の山かもしれません。



しかし、クリエイターたちは違います。
彼ら彼女らにとってこの世界は、
持ち前のスキルをいかんなく発揮できる場なのです。



私は最近になって新たなセカンドライフの一面を見た気がします。


この世界では非常に高いレベルでの切磋琢磨が繰り広げられており、
日々新しいものがinWorldに出現しています。



SNSでの会話も非常に高度です。


私などのペーペーにも親切に教えてくださるのですが、
回答がまた難しい・・・。




例えばあるモノを作りたいとします。
モノを全て”オブジェクト”と総称するのですが、
普通に作るだけならリンデン社（セカンドライフを作った会社）
が提供するオーサリングツールで作れます。



しかしクリエイターたちはそれでは気がおさまりません。


オブジェクトに貼り付けるテクスチャを
当たり前のように自前で制作するのです。


当然テクスチャとは画像ですので、
Photoshopなど画像編集ソフトを使うわけです。


「えっ！？ごろさんフォトショ使えないの？」


と驚かれる有様です。


当然彼ら彼女らが”使える”というレベルは、
相当高いというのは言うまでもありません。


ちなみにPhotoshopを使えるというのは、
この世界でモノを作る最低限のスキルです。



そうこう言ってる間に、
Photoshopでも物足りなくなるわけです。


セカンドライフはメタバースという3Dの世界。
更にすごい3次元オブジェクトを作りたくなります。


そうなるとセカンドライフのオーサリングツールだけでは追いつかず、
汎用の3DCGソフトが必要になるわけです。


詳しくは書きませんが、
これを使えると使えないとでは大きく違うようです。


通常のテクスチャは面に貼り付けるのに対し、
3DCGソフトを使えば物体そのものに貼り付けることができ、
自由な形を表現することができるのです。
（スカルプトプリムという）


ということで多くのクリエイターは3DCGソフトを扱います。



アバターの動きも自作できます。
リンデン社が提供しているデフォルトの動き（アニメーション）がいくつかあるのですが、
クリエイターたちはそれでは満足しません。


仮面ライダーの変身アニメーションや、
ジョジョ立ちなどのポーズも自作して無料で提供しています。


これらも汎用ソフトを活用しています。
「Poser7」などのアニメーション＆ポーズ制作ソフトを駆使しているのです。



今度はWEBとの連携です。


3Dを扱う彼ら彼女らです。
WEBリテラシーは相当なものです。


普通にYouTubeなどにSLの動画をアップしまくっていたり、
自身のブログの作りも相当なレベルの高さが伺えます。


ちなみに動画などは当然汎用の動画キャプチャリングソフトを駆使し、
プロモーションビデオのような動画編集を披露しています。




書き出すとキリがないのですが、
ようするにこの世界の多くのクリエイターたちは、
WEBでの高いスキルをすでにあわせ持っている人たちが多いのです。


もちろんみんながみんなそこまでのレベルかと言えば千差万別ですが、
少なくとも私の目からはすごい人たちばかりに映りました。



何を言いたいかといえば、
現在のWEB制作スキルのスタンダードというのは、
もしかするとこのレベルではないか、
と思うのです。


実は皆さんがすごいのではなく、
すでに当たり前のレベルだということです。


そう思うと、
自分のスキルの低さが恥ずかしくなり、
同時に恐ろしくなった次第です。


私は長年制作という現場から遠ざかっていましたが、
これを機に改めて一から勉強しようか・・・
と考えさせられる今日この頃です。



【編集後記】
ちなみにオブジェクトに”生”を宿すには、
スクリプトという知識が必要になる。
要するにSL内のプログラミング知識だ。
WEB同様スクリプトを組み込むことによって、
動的に作用するのだ。









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