建築現場から悲鳴が上がっている。

携帯メール配信システム ASPサービス「ナウゲッタmail」運営のキタガワです。




このブログではお初のテーマですね。
建築ネタ。



私はWEBの世界より建築設計業界の方が長かったのですが、
特に住宅については長く携わってきました。


ですので未だに設計士等とは交流があり、
定期的に生の情報が入ってきます(生というより生々しい…)。



NHKスペシャルでも取り上げられているらしいですが、
今建築市場は悲惨な状況です。


この道数十年のベテラン建築設計士の方曰く、
バブル崩壊直後よりひどいんじゃないかな…」
とのことです。



何がひどいのか!?


大きく2つの原因を上げます。



■1つは、原油の高騰。


昨年に比べ、建材や設備機器、電気器具などが一律で定価20%程度上昇しているそうです。
更に卸価格(入り値が定価の60%とか)も上がっているらしいので、
要するにダブルで価格が上がっている状況のようです。


かといって、お客様への販売価格を上げるわけにはいかないので、
建築業者は相当圧迫されているみたいです。


(注:建材によっては据え置き、又は下がっているものもある。
材料費自体は上がっているのだが、需要が減ってきているため値段を下げざるを得ない)




■2つ目に、耐震偽装事件の余波。


建築業界にとってこれは大ダメージです。
(もちろん直接の被害者の方にまさる被害者はいないと思いますが、
ここではあえてその点はコメントしません)


いろんな意味でダメージを受けているようですが、
建築設計業界で今現在、一番深刻な問題はこれ。


  建築確認が下りないんです。



建築確認というのは、お役所に提出する申請書のことで、
「こんな建物建てますねん」って申請書を提出し、
普通の住宅程度なら約1ヶ月前後で、
「よしOK。着工していいよ」と役所が許可を下ろすわけです。


細かいことを上げるとキリがないですが、
役所の保身としか思えない書類や審査が山ほど増えたようで、
作成する書類は約2〜3倍、事実上申請が下りる期間も2倍以上
伸びてしまっているそうです。
(※ちなみに役所に支払う証紙代金は、なんと倍に値上がりしてます)


従いまして、実感的には作業量が2倍以上に増えたということですが、
当然施主から倍のお金をもらえるはずもありません。



私の知り得る設計士全員が、
「このままでは絶対食べていけない」と言っていました。




■実は問題はお金のことだけではありません。
仕事には納期というものがあります。


建築確認が下りないからといって、施主やクライアントに、
「引っ越しを2ヶ月延ばしてください」
「店舗のオープンを2か月延ばしてください」
という話は通りません。


4月に学校が始まるのなら3月までに入居する必要がありますし、
店舗のオープンなどはまさに時間との戦いです。


今まさに建築の現場から悲鳴が聞こえてきそうです。。。




耐震偽装事件の影響は今もあらゆるところで傷あとを残していますが、
もし今行われていることがクライアントや住民を守るための規制ではなく、
お役所や業界が”保身”のためにやる規制なら、ほんとに無駄なだけです。


私は今後の状況を注視したいと思っています。








(備考)
ごめんなさい。
一応SEO対策のキーワード入れさせてもらってます。
ご容赦をm(_ _)m
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