良書の紹介「反転―闇社会の守護神と呼ばれて」

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月曜日は何かとバタバタしますね。



今日は最近読んだ良書を紹介します。


「反転―闇社会の守護神と呼ばれて」/田中森一です↓

http://www.amazon.co.jp/%E5%8F%8D%E8%BB%A2%E2%80%95%E9%97%87%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%81%AE%E5%AE%88%E8%AD%B7%E7%A5%9E%E3%81%A8%E5%91%BC%E3%81%B0%E3%82%8C%E3%81%A6-%E7%94%B0%E4%B8%AD-%E6%A3%AE%E4%B8%80/dp/4344013433/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1196044544&sr=1-1




著者田中森一氏は元大阪・東京地検特捜部のエースと呼ばれた検事ですが、
彼の特捜部時代の体験が余すことなく書かれています。


政治家とヤクザのつながりや、裏でもみ消しにされる数々の重大事件など、
実名で刻々と綴っておられます。



私はこの本により、ニュース報道の見方すら根底から変わりました


昨今の守屋武昌事務次官に端を発した防衛費問題など、
実は一番おいしい果実を食べていたのは守屋氏や山田洋行ではなく政治家か…
実は守屋氏や山田洋行はただの仲介人だったのでは…


疑いではなく、そう確信してしまうような内容です。
(※時代が異なりますのでこの事件の直接的なコメントはありません)




■ この本の中身はもちろんですが、私が一番影響を受けたのは
ほぼ実名で記載しているということです。


著者は現在、被告人として裁判係争中ですので、
ある種の飛び道具的なパフォーマンスかもしれませんが、
何より批判を覚悟でこのような本を出される人物というのは、
私はほんとにすごいと思ってしまいます。



私はこのブログで顔、実名、社名を公表していますが、
たかがブログといえど、ついつい発言が慎重になってしまいます。


私のような人間が批判をするなどおこがましい、という気持ちもありますが、
批判をされるのを回避しようとする無意識の心理が働いているんでしょうね。


それはそれで柔らかくていいのかもしれませんが(笑)、
匿名でなく本名、実名でこれほどはっきりと公に発表できる人たちは、
ほんとにすごいと関心してしまいます。



批判をすることが決していいことだとは思いませんが、
批判を受ける覚悟で堂々と発言することは、
私たち経営者にとっては非常に大切なことだと思いました。




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