〜私が見たセカンドライフ その3〜


更に話を続けましょう。


■次に大槻氏所有の島に行きました。


広〜い芝生の敷地だけといった感じで、
こういう状態から町を作っていくんだなぁ〜
と想像するだけで気が遠くなります。


その芝生の敷地の真ん中で、
「試しに建物を作ってみましょう」
ということで大槻氏自身でパーツを組み合わせていました。


ちなみに大槻氏はクリエイターではなくビジネスよりの方なので、
正直作りこみはあまり得意ではないようです。



3、4名の”他人アバター”がそれを見物しているのですが、
そこにある友人の方が来られました。


友人:「こんにちは」
大槻氏:「こんにちは。今セミナー中なんですよ」
友人:「そうなんですか」
大槻氏:「もしよければ2〜3分で何か作ってもらえないでしょうか?」
友人:「えー 突然ですねぇ」
大槻氏:「是非よろしくお願いします」



大槻氏曰く、
その方はセカンドライフ内で家具屋さんを営んでおられるようで、
そうこうしている内にハイセンスな椅子が見る見るうちに作られていきます。


見事3分少々で椅子が完成。


大槻氏:「ありがとうございます。会場は拍手喝采ですよ」


と、シーンと静まりかえっていた会場が、
後付けで拍手を送りました。



それはそうと、
モノを作るのに特別なソフトは必要なく、
このセカンドライフのブラウザにオーサリング機能が実装されています。
それを使えば建物などを作ることができるようです。




■そうこうしている内に、
あるアバターが目の前にレコードジャケットを落としました(わざと)。


きちんとアーチストの写真、タイトルが印字されたジャケットで、
形自体は昔ながらのアナログレコードです。


大槻氏のアバターがその前に行くと、
レコードジャケットからレコードが”にょきっ”と出てきて、
いきなり音楽が流れ始めました。


(ちょっと記憶に自信がないのですが)
大槻氏曰く、
「レコード会社などがフリーで配っているんですね。
そこから誰かが持ってきて落としていったものです」


とのこと。


しかし音響がすごかったです。
サラウンドなんです。
どうサラウンドかというと、
右に歩けば音楽が左寄りになり、
離れていけば徐々に音が小さくなり、
近づけは音が大きくなります。


ちなみにアーチスト名・曲名は私は知らなかったのですが、
最近のものだそうです。



■ここで”自分の島”についてちょっと説明したいと思います。


別の方のブログなどと比較すると違うことが書いてあるのですが、
一応大槻氏から聞いた話を忠実に書きます。
(私の聞き間違いがあればご容赦ください)



セカンドライフで遊ぶ自体は無料でできます。
アバターも作れますし、モノも作れますし、
いろんなお店に入ることができます。


しかし、このような自分の島を持つのは有料で、
要するにリンデンラボ社からサーバ領域をもらいうけるということになります。

  • 広さ:256m×256m=約6万5千㎡
  • 料金:約20万円
  • 固定資産税:約3万5千円/月額


となるそうです。
(この金額部分が他の方の情報と相違がありましたので、
詳しくはご自分でお調べください)



要するに島を所有している方が有料会員となるのですが、
この有料ユーザーは現時点で『約10〜20万人』と言われています。


その他残り700万人が無料ユーザーとなるので、
この視点からも何かビジネスチャンスが見えてきそうです。


ちなみにすでに敷地の賃貸サービスなどはありますが、
基本セカンドライフ内の物価L$は、リアルの数十〜数百分の1なので、
今のところ通貨としての価値は薄いと言わざるを得ません。
この辺りは知恵が必要なところです。



さらに大槻氏曰く、
アメリカに口座を持っていれば、登録したクレジットカードから
リアルの通貨(ドル)に換金できるそうです。
もちろん振込みもできますし、引き落としもできます。
ちなみに日本の口座はNGだそうです。



■話が飛びまくりついでに申し上げますと、
アバター同士で恋愛が流行っているそうです。


これはメッセンジャーSNSにハマった人なら感覚は理解できると思いますが、
アバター慣れしていない方は理解できないかもしれません。
現にモバゲータウンなどのSNSでは、
「モバゲー限定の彼氏募集!」など多く見かけます。



まぁモバゲータウンはいいとして、
セカンドライフ内では結婚・離婚もできます。
驚くことにこれらは有料で、


結婚はL$10で、
離婚はL$25だそうです。


この料金をどこで誰に払うのかはよくわかりませんが・・・




最後に言い忘れていました。
アバター同士の恋愛、
リアルの性別は不問なので、その点お気をつけて。。。
(こういうことを気にすると恋愛はできません)




■あ、服屋さんで買い物したシーンを忘れてました。
これは明日書きます。
おもしろい話ではありませんが、
ビジネスとして一番活用しやすいパターンかと思います。。。



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〜【プロ論 B-ing編集部】〜


  「頑張ってるとね、
   きっとご褒美があるんですよ。
   ちゃーんとね」


 石橋貴明 氏

 1961年 東京都生まれ。帝京高校卒業後、都内のホテルに入社するが、
約半年で退職。
その後、「とんねるず」としてタレントデビュー。



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