「なぜあなたはその仕事を先送りしてしまうのか?」 その2
では早速、続いて心理カウンセラー笹氣健治氏著の、
『なぜあなたはその仕事を先送りしてしまうのか?』
をご紹介したいと思います。
前回は、
「行動できないということは、
いくつかの心理的課題が障害となっているということで、
その障害を取り除けば、スムーズに行動できるようになる」
ということに触れました。
そこで笹氣氏はまず、先送りする心理メカニズムとして、
「何があなたの行動を妨げているのか?」
という点を取り上げておられます。
■営業の場面
・「新規開拓をしなければならない」
→断られるとイヤな思いをするので、既存客の対応ばかりしてしまう。
・「顧客に新規提案をしなければならない」
→でも、しっかりしたものにしようと思うと、なかなか企画書の作成に取り掛かれない。
etc...
■企画の場面
・「セミナーや本がヒントになって浮かんだアイデアを実践したい」
→でも、どこから手をつけたらいいか迷ってしまい、後回しにしてしまう。
・「商品パンフレットを新しく作らなければならない」
→でも、日常業務に追われてズルズル先送りしてしまう。
etc...
■自己管理の場面
・「すべきことがいろいろあるから、効率的にこなすために時間管理をしよう」
→でも、なかなか予定通りに行動できない。
・「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、とやるべきことがいろいろ頭に浮かぶ」
→でも、メールチェックなど今すぐやらなくてもいいことをしてしまう。
etc...
■自己啓発の場面
・「仕事に役立ちそうな資格や勉強、いろいろ始めようと思う」
→でも、結局どれも始めることができない。
・「新たな人脈を作ろうと思う」
→でも、出会いの場になかなか行けない。行っても自分から声をかけれない。
etc...
■起業・転職の場面
・「今の収入では不十分なので、週末起業や転職を考えている」
→でも、準備が面倒なので結局何の行動も起こせない。
・「今の仕事とは別に、興味があってやってみたいことがある」
→でも、生活していけるかどうか不安なので、やる決断ができない。
etc...
もうやめてぇぇ〜〜と悲しくなるくらい、あてはまりました。
■ここで笹氣氏は、以下の質問をしています(=ミニワーク1)。
- 今あなたが「実行できていない」と悩んでいることは何ですか?
この答えを必ず紙に書きだすよう指示しています。
(例:新規顧客開拓、英会話の勉強など)
これが悩みを克服する第一歩だそうです。
紙に書き出す、言葉にする、という行為は、
心理学的に非常に重要だそうです。
ちなみに私は、「まぁこれくらいなら」と面倒がらずにノートに書きました。
控え目に6項目。
もちろんこの段階では心境に何も変化はありません。
「またいつもの自己啓発トレーニングか・・・」とさえ思いました。
しかし案ずることなかれ。
次回は「なぜ行動に移せないのか?」という課題について、
その心理メカニズムを紹介したいと思います。
初めに断っておきますが、
決して奇抜で派手なロジックではありません。
めちゃくちゃシンプルです。
だからこそ、こんな私でも受け入れることができたのです。。。
【編集後記】
買い物のレジでいつも思うことがある。
レシートの上にお釣りの小銭を置くのは止めてほしい。
どーせなら小銭の上にレシートを置いてほしい。
その方があらゆる点で合理的だ。
僕だけ??
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〜【プロ論 /B-ing編集部】〜
「自分に合った仕事を考えるのではなく、
生きがいを感じる仕事を探してみてほしい」
佐々淳行(さっさ あつゆき)氏
1930年 東京都生まれ。東京大学法学部卒後、警察庁入庁。
元内閣安全保障室長。
よど号ハイジャック事件、浅間山荘事件など、歴史的事件解決の指揮をとる。
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