「なぜあなたはその仕事を先送りしてしまうのか?」 その8


それでは引き続き、
「なぜあなたはその仕事を先送りしてしまうのか?」
/心理カウンセラー 笹氣健治氏著
を紹介したいと思います。


数回にわたり、行動できない心理パターンについて
紹介させていただきました。



それではようやく真打ちです。
行動に移すための3つのステップ
を紹介します。



ここで改めてお断りしておかなくてはなりません。


このステップは決して斬新で画期的な手法などではなく、
非常にシンプルです。
ましてや「これを実践すれば成功が約束される」
という魔法の杖でもありません。
要するに成功するための”行動”が変わるのです。



■笹氣健治氏は以下の3つのステップに取り組むよう指針しています。
繰り返しになりますが、

  • 思考レベルでの取り組み
  • 感情レベルでの取り組み
  • 行動レベルでの取り組み

です。



■思考レベルでの取り組み 【ステップ1】


「完璧でなければならない」
この自分の信条が”不都合”だと理解しなければなりません。
そしてそれが、「必ずしも正しくない」
ということを証明していきます。


  • 現実的かどうか?


例えば提案書を作る場合、
「完璧な提案書」を作ることは現実的に可能でしょうか?
そもそも完璧な提案書とはどういうものでしょうか?
わかりやすい図、表・・・
これらに完璧というものがあるのでしょうか?


そう考えると、
完璧な提案書を作るというのは、
現実的に不可能だと思うのですが、
いかがでしょうか?


提案書以外でも同じです。
完璧という評価は人それぞれであって、
すべての人に完璧に認めてもらえることはあり得ません。


従って「完璧でなければならない」という信条は、
現実的ではないということになります。


  • 例外がないかどうか?


これは、
「もし完璧でなければ絶対にダメなのか?」
というように考えてみます。


先の提案書の例で考えてみると、
そもそも採用されることが目的であるので、
完璧かどうかは関係なく、
むしろ採用されればいい、ということになります。


つまり、「必ずしも完璧でなくてもいい」
ということになりますが、いかがでしょう?


  • 自分の信条を拡大して適切な考え方を得る


ここでは「完璧であるに越したことはない」と考えます。
例えば、
完璧であるに越したことはない、と考えた上で、
「そもそも本来の目的は何だったのだろうか?
完璧を目指すことではなかったはずだ。
完璧は現実的にムリだから、
今より少しでもよくするために、
まずできることは何だろうか?」
と考えるようにして、考え方を拡大していくのです。

ちなみにこの自分の信条(=こだわり、考え方、思い込み)に、
いい悪いはないとおっしゃっています。
要するに、信条に気づき、事実を認め、現実に向き合い、
そして真っ正面から取り組んでいく、
ということが大事だと説いておられます。


ここではあえてトレーニング方法は紹介しませんが、
要は上記の思考パターンを紙に書くという作業になります。



なにかおだやかな気持ちになりませんか?
私ごとで恐縮ですが、焦っていた自分から開放され、
前向きに取り組めるようになりました。



それでは続きは次回。。。




【編集後記】
昨日のはてなメンテナンス以降、
非常に調子が悪いようだ。
エントリーのプレビューではフリーズするし、
突然編集画面に行けなくなったり・・・
私は執筆の最中に何度かフリーズして本文を消してしまったことがあるが、
あんな思いはもうごめんだ。
今回もちょっと嫌な予感がしたので、
メモ帳にバックアップしといた。
助かった。
言うてるしりから、本文の一部が未登録となっていた。
はてなにバグ報告するべきだと思うのだが、
正直こんなことばかりに時間を取ってる暇はない。
っちゅーかログインできないんですけど・・・。


                              1. +


 〜【今日のプロ論 /B-ing編集部】〜



 「悩んだり迷っていても前には進めません。
  走り出せば、必ず何かを得ることができるんです」



 和田秀樹(わだ ひでき)氏
 精神科医。ヒデキ・ワダ・インスティチュート代表。
 1960年 大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。
 著書多数。

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