　アマゾンに群がる小さなビジネス - 起業とリスクの境界線-携帯メール配信システムASPサービス運営-

先日、例の如くAmazonのマーケットプレイス（古本）で本を買いました。

定価840円の本がなんと1円で販売されています。
送料340円を足してもお釣りがくるということで早速購入しました。
（全然おもしろくなかったので紹介しませんが）

私はAmazonで本を買うとき、Amazon内でタイトルやキーワードを検索し、
新品とマーケットプレイスの状態と価格を比較しながら購入します。

とても便利なマーケットプレイスですが、
あくまで私たちユーザーはAmazon内で購入するのであって、
マーケットプレイス内の特定の書店や出品者をあえて探しだし、
購入するということはまずありません。

出品者には個人から地元系の書店がたくさんあり、
集客効果や収益アップを狙っている方も多いかと思いますが、
「これではとてもじゃないけど集客にならないのでは？」
といつも思っていました。
価格.com的な集客法ですが、ユーザー感覚は全然違います。

そんな中、Amazonを利用したこんなニッチなWEBサービスを発見しました。
去年からあるサービスのようですが、私は知りませんでした。

当社がメール配信事業を営んでいるからというわけではありませんが、
ほんとにメールというのは人やお店のカラーがモロに出ます。

今回個人の方から購入したのですが、購入後すぐにサンクスメールが来ました。
自動配信＋生メールです。
この時点で評価が上がります。

丁寧なメール本文の後、
『他にも多数出品しておりますので、機会がありましたら是非よろしくお願い致します。』
という一文があり、その下に出品リストURLが記載されています。

私は誘導されるままURLをクリックしました。
モモの本屋さん↓
http://toku.usednet.biz/toku/toku.cgi?s=A4GAV4LO0HKDW&a=momonohonnya-22

★ここでファーストステップ成功ですね。
激安の本をエサにして、ユーザーとメールコンタクト取れる機会をゲットし、
見事自身のWEBサイトに誘導できました。
（というかされました）

すると出品者のサイトは無機質ではありますが、
非常にデータベース化されたシステマチックなサイトです。

これは「アマゾンとくとく君」という無料のWEBサービスを利用しているようです。
http://usednet.biz/modules/amazon_toku/

「アマゾンとくとく君」はAmazonで販売されているすべての本を登録・掲載できるようで、
自分の出品本以外を掲載しアフィリエイト収入を狙うこともできます。（マーケットプレイス商品除く）

要するにAmazonから集客し、古本販売で稼ぎながら、かつアフィリエイトでも稼げる無料ツールで、
Amazonならぬ小さなネット書店が簡単に出来上がるのです。

そんなこんなで期待通り、迅速・丁寧に本が送られてきました。

Amazonでは本の梱包方法までサイト上で指導しているので包装に差異はないのですが、
今回さらにPRネタが用意されていました。

チラシの同封です。

楽天市場では禁じられている自店のチラシを同封し、
「高額買取！本・雑誌・CD・DVD・ゲームソフトなどの買取、引き取り、処分なら
当店にお任せください！」
とPRされました。

「なんだ、当り前の王道やん」
てな感じですが、今回のような一連の抜け目ないPRを受けたのは初めてでした。
みんなやっているようでやってないもんですね。

今回Amazonにまつわる無料ツール「アマゾンとくとく君」を紹介しましたが、
それをうまく利用し、基本に忠実なマーケティングをされた”モモの本屋さん”にも
見習うべき点がありました。

「新事務所オープン！」とチラシに書かれてあったので、
結構儲かっているのかな？

《今日の日本語の気づき》
×　怒り心頭に達した
○　怒り心頭に発した
　　　ついでに、
×　怒り浸透

（備考）
ごめんなさい。
一応SEO対策のキーワード入れさせてもらってます。
ご容赦をm(_ _)m
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