〜ECコンサルタントとはなんぞや? 第三話〜


楽天市場で成功するポイントを一つだけ挙げろと言われれば、
私ならこれだ。


ECコンサルタントとどう付き合うか

これを置いて他にはないと思う。


ECコンサルタントとは、楽天ショップの相談役のようなもの。
彼らは楽天市場での成功ノウハウを知り尽くしているので、
言う通りにすれば成功への確率を上げることができる。



別段楽天市場に限ったシステムではないが、
「この楽天市場で」ということに意味があると思う。



楽天市場に申込される方々は、当時の私を含めほとんどが
ネットショップ初心者。


初心者でも簡単に始めることができる楽天市場・・・
確かに”始める”ことはできるが、
運営はまた別問題ということに気づく。


SEOSEMなどマニュアル本にならって試行するのだが、
これが見事なほど効果が上がらない。


そこでこの時ばかりと、ECコンサルタント様が愛の手を差し伸べてくれる。


初心者ならではのアホな質問も、まさにマザーのように解説してくれる。
毎日のように電話アドバイスしていただき、
そして時には事務所にまで足を運んでコンサルティングしてくれる。


彼らのデータに基づいた的確なアドバイスは、
誰よりも的を得ているといっても過言ではないだろう。



しかし、一つ重要な事実がある。


この好待遇、
実はごく一部のショップに限られたことなのだ。


要するに、
「売上アップの見込みがあるショップしか相手にしない」
ということである。


通常一人のECコンサルタントには、
100前後の店舗を担当させられるという。


しかも各ECコンサルタントには、
本部から重い売上ノルマが課される。

そのノルマを達成するには、
売上アップが見込めないしょーもない店舗に
時間を取られてる暇などないのだ。


恐らく8割以上のショップは、”しょーもない店舗”
になると覚悟しなくてはならないだろう。


考えてみれば当り前のことかもしれない。


ハーバード大MBAを取得されるほどの三木谷社長が、
「2:8の法則」に沿わないはずがない。
(今風にいうとロングテールも大切にって感じだが)



ではその”蚊帳の外組”はどんな扱いを受けるのか。


もちろん全く無視ということはない。
それは誤解のないよう書いておく。


しかし私は幸い両方体験できたので、
その歴然とした違いは身をもって味わった。
その上でわかりやすくまとめてみた。



蚊帳の中組の扱い

  • マル秘データに基づいたコンサルティング
  • 質疑応答もほぼリアルタイム
  • 特別広告枠を特別価格で提供
  • 楽天大学講義料金の大特価サービス

などなど。



蚊帳の外組の扱い

  • アドバイスどころかほとんど連絡がない
  • 質疑に数日間反応なし
  • 広告枠は(当然)一般入札

などなど。


ここで何より重要なキーワードがある。


それは「広告枠」だ。


通常、楽天市場の広告枠ゲットの手順はこうだ。

  1. 掲載される1〜2ヶ月前に連絡メールが入る
  2. 申込をする
  3. 結果発表♪(抽選という名の審査もある)


この枠をゲットするため、各店舗は血眼になる。
申込開始時刻にはアクセスできないほど殺到し、
100万円以上する広告枠があっちゅー間に完売するくらい。


しかし蚊帳の中組は違う。


一般入札に便宜を図ってくれたり、
特別に枠を作ってくれたりもする。
しかも特別価格ってこともある。


これは親切というより、まさにVIP待遇だ。


楽天市場で成功するにはECコンサルタントと関係を深め、
是が非でもこの蚊帳の中に入らなければならない。



しかし広告の重要性は楽天市場に限ったわけではないが、

  • なぜそこまで広告なのか?
  • なぜそこまで便宜を図ってくれるのか?

私自身ずっと疑心暗鬼だった。


そこからは楽天市場とECコンサルタントの本音が見え隠れする。




【編集後記】

風邪をひいた。
体調を崩すとネガティブなイメージばかり頭をよぎるようになる。
これが一番厄介。



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スキマクリエイティブ株式会社
代表 北川敦浩

◆実店舗モバイルメールマーケティング支援◆

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