〜顧客リストは誰のもの? 第五話〜


ある日、Yahoo!ショッピングストアから回答がきた。


Yahoo!では原則外部リンク禁止です


Yahoo!さんよぉ〜あんたもかぁ〜(涙)
と思ったのは私だけではないと思う。


わかりやすく言うと、
ある百貨店でテナント出店していたお店が、お客様に対して
「芦屋にもお店がございますので是非のぞいてくださいね♪」
というと、後ろから頭を殴られるのだ。


それでも無視して再び案内してしまうと、
ある日突然百貨店からお店が無くなっていた・・・


という嘘のようでホントの話。



顧客リストに関してはもっと厳しい。
これはご存知ない方が多いので驚いたが、
顧客リスト(メルアドリスト)は事実上店舗のものではない。


身銭を削って集めたメルアドリスト。
これは楽天市場(以下Yahoo!同様)で利用することはできるが、
それ以外で利用することは一切できない。
規約違反だ。


楽天市場を辞めた瞬間、
血と汗の結晶(=メルアドリスト)たちは、お上に没収されてしまうのだ。


ほんとこの島国根性どーにかしてほしいが、
錦の御旗の前では手も足も出ない(涙)



しかし「自社サイトに誘導したい」
と考えるのが人情だ。
売上が上がるにつれ、出店利用料もそれなりの額になる。


ネットショップの理想はこうだ↓


 ▼楽天市場Yahoo!で集客
  ↓
 ▼メルアドリストGET
  ↓
 ▼自社サイトへ誘導
  ↓
 ▼自社のデータベースに登録
  ↓
 ▼自社サイトで活用する。出店利用料が抑えられる。



実際「頑張れ店長!」や「受注でポン」など、100万円近くするソフトウェアを導入し、
楽天市場店、Yahoo!店、自社本店と全てをシステム統合している店舗も見受けられる。
(※データベースに統合すること自体は規約違反ではない)


また、発送した商品に自社サイトのPRチラシを同梱するなど、
店舗も知恵を絞っている(これは違反)。


しかしこれらは大きなリスクを覚悟しなくてはならない。
お客様から楽天市場にチクリが入るのだ。


楽天への問い合わせ↓
「今回楽天ポイントが付かなかったのはなぜですか?」
楽天アカウントからメルマガ解除したのですがまだ送られてきます。なぜですか?」


ここで御用というわけだ。


これはバレると相当痛い。
楽天市場としても見せしめの意味もあり、
悪質の場合一発レッドカードも辞さない構えだ。



結局姑息な考えは捨て、
楽天市場Yahoo!ショッピングストアに一度出店すれば、
死ぬまで寄り添う覚悟が必要なのである。


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スキマクリエイティブ株式会社

代表 北川敦浩

◆実店舗モバイルメールマーケティング支援

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